電子タバコ VAPEに移行される方の多くが、喫煙者の方。
紙巻きたばこ、加熱式タバコなどから移行されると思います。
禁煙に向けて移行されたり、別の喫煙具に興味を抱き移行されると思います。
いざ、VAPEに移行してみたら意外に物足りない。
VAPEは、リキッドと呼ばれる液体を専用の器具の中に注ぎ、その液体を温めることで蒸気になります。
その蒸気を体内へ取り込む形になりますが、リキッドと呼ばれる液体の多くは、ニコチン・フリーになっています。
私もそうですが、喫煙者の方の多くが、ニコチン依存症になっていると思いますので、ニコチンを摂取しなければ満足感を得られない。
なのでニコチン入りリキッドを購入すれば、満足感が得られる。と思うのではないでしょうか?
ニコチン入りリキッドを購入するには注意が必要になりますので説明します。
ニコチンが体に与える悪影響
ニコチンは、依存性の高い薬物です。
タバコをやめたいけどやめられないのは、ニコチンに依存しているのが原因です。
依存性の高いニコチンは、体にも悪影響を与えます。
ニコチンは依存性が高い薬物
ニコチンは、ヘロイン、コカインと同程度に高い依存性がある薬物と発表されています。
ニコチンを摂取することで、脳を刺激して覚醒効果、興奮効果によりストレス解消を引き起こします。
摂取しているニコチンの感覚に慣れてしまうと、より快感をもとめて量の多いニコチンを摂取したくなる。それがニコチン依存症です。
血管を収縮し血圧を高める作用がある
ニコチンは血管を収縮させますので、高血圧、動脈硬化、心筋こうそく、脳卒中などのリスクを高めます。
また、肌荒れ、冷え性、肩こり、頭痛などの健康被害が起こります。
ニコチンの取り扱いには注意が必要
ニコチンは非常に危険な薬物です。取り扱いには十分注意が必要。
特に乳児と幼児は、誤ってタバコを飲み込むことでニコチン中毒の事故を起こしている。ニコチン過剰摂取の疑いがあればすぐに医師の診察を受けるべきである。誤食では、胃液の酸性のためにニコチンの溶出が悪く吸収は遅い。しかし、すでに水に溶けたニコチンは吸収が早く症状も重いとされ、作物としてのタバコ収穫作業従事者の間では経皮吸収による生葉たここ病と呼ばれる急性中毒が発生することがある。
Wikipediaより抜粋
もし誤った使い方をすれば、場合によって死に至る危険性があります。
特に、小さなお子様が誤ってリキッドやタバコを飲み込んでしまった場合は非常に危険です。
速やかに病院へ連れて行ってください。
タバコやニコチン入りリキッドの保管場所は、お子様の手が届かない場所に必ず厳重に保管してください。
ニコチン入りリキッドについて
はじめに、ニコチン入りリキッドは日本国内で販売されていません。
なぜなら、日本国内でのニコチンの譲渡・販売は薬事法により禁止されているからです。
タバコにもニコチンは含まれるが、タバコ葉については法律で禁止されていません。
日本国内では未成年者に販売すること、未成年者が喫煙することは、法律で禁止されています。
なぜ、タバコ葉のニコチンは禁止されていないのに、リキッドになると禁止なの?と疑問に思いますが、ニコチン入りリキッドの扱いは「薬品」の部類になり、劇薬、毒物の扱いになります。
毒物及び劇物取締法
(定義)
第二条この法律で「毒物」とは、別表第一に掲げる物であつて、医薬品及び医薬部外品以外のものをいう。
(禁止規定)
第三条第2項 毒物又は劇物の輸入業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売又は授与の目的で輸入してはならない。
第3項 毒物又は劇物の販売業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、運搬し、若しくは陳列してはならない。但し、毒物又は劇物の製造業者又は輸入業者が、その製造し、又は輸入した毒物又は劇物を、他の毒物又は劇物の製造業者、輸入業者又は販売業者(以下「毒物劇物営業者」という。)に販売し、授与し、又はこれらの目的で貯蔵し、運搬し、若しくは陳列するときは、この限りでない。
毒物及び劇物取締法より抜粋
ただ難しいところで、ニコチン入りリキッドを所持すること、使用することは法律で禁止されていません。
そのため、日本国内でもニコチン入りリキッドを所持して使用している方もいます。
では日本国内で販売していない、ニコチン入りリキッドはどうすれば手に入る?と思いますよね。
ニコチン入りリキッドは、販売が禁止されていない海外から個人輸入することができます。
個人輸入でニコチン入りリキッドを購入することは違法ではありません。但し自己責任で。
個人輸入について
まず、個人輸入の方法として2つあります。
海外で直接購入する方法と海外の通販サイトから購入する方法があります。
海外旅行の際に、ニコチン入りリキッドを購入した場合、税関に申告して国内に持ち込むみたいです。
ほとんどの方は海外の通販サイトや海外のVAPEショップなどから、ニコチン入りリキッドを購入されると思いますが、ニコチン入りリキッドは無制限に購入できるわけではありません。
ニコチン入りリキッドは「薬事法」において制限量が決まっています。
その制限量は「毒薬、劇薬又は処方せん薬は、用法用量からみて1ヶ月分以内」となっています。
ただ難しく1ヶ月以内の使用量というのが、一応「120ml」まで、基準となっていますが「〇〇ml」までと確実に決まっているわけではありません。
基準である120mlまでなら注文していいの?と思うかもしれませんが、半分の60mlを注文しても届かない可能性もあります。
あとはおまけで付いてきた、ニコチン入りリキッドなどで、制限量を超えてしまうケースも。
ほとんどが、税関で止められています。120mlはあくまでも基準なので、税関で調べる人次第かもしれません。
個人輸入は自己責任なので、このようなリスクが伴います。
ニコチン入りリキッド(濃度について)
ニコチン入りリキッドを個人輸入する際に注意してください。
海外では普通にニコチンベースと呼ばれる、極めて高い濃度のニコチン入りリキッドを販売しています。
ニコチンの濃度が100㎎など普通にあります。あまりも高い濃度のニコチン入りリキッドは、個人輸入することができないと思いますが。
ニコチンベースは、ニコチンが入っていないリキッドに添加し、好みのニコチン濃度のリキッドを作るのに使用します。
リキッドを自作する人は、専門的な知識と経験がありますので、ニコチンベースを購入されるみたいですが、はじめてニコチン入りリキッドを購入される方は、ニコチンベースのリキッドはおすすめできません。
それはなぜか?ニコチン入りリキッドは「毒薬」なので。
ニコチンは皮膚からも吸収します。高濃度のニコチンベースを触ってしまったり、誤って肌に付着してしまうと「ニコチン中毒」になる可能性もあります。
専門的な知識と経験がついてくるまでは、ニコチンベースのリキッドは避けましょう。
ニコチン入りリキッドは必要なの?
ニコチン入りリキッドを使用したら、タバコを吸わなくなった。もうVAPEだけでいい!という声を耳にします。
何度もいいますが、ニコチンは「毒物」です。
ニコチンを摂取しなくてもいいなら、それに越したことはありません。
禁煙するためにVAPEに移行した人なら尚更です。
もしニコチンを摂取しなくても大丈夫だ!と思うようであれば、ニコチン入りリキッドは必要ないと思います。
ただ、私もニコチンから離れることができません(笑)
同じような思いをされている方は、ニコチン入りリキッドを試してみてもいいかもしれませんよ!
普通のリキッドとは違い、ニコチン入りリキッドはおいしいとは思いませんが。
ニコチン入りリキッドは、個人輸入であくまでも自己責任。
保管場所や使い方をしっかり守り使用してくださいね!
では、また。